TERM-0017

専属専任媒介契約

(せんぞくせんにんばいかいけいやく)

専属専任媒介契約とは、不動産の売却を1社だけに依頼する媒介契約です。他社へ重ねて依頼できず、売主が自分で買主を見つけた場合も、原則として依頼した不動産会社を通じて契約します。3種類の売却媒介契約の中で、依頼者と不動産会社の結び付きが最も強い契約です。不動産会社には、契約締結日の翌日から休業日等を除く5日以内のレインズ登録と、1週間に1回以上の業務処理状況報告が求められます。

主な対象者売主

詳しい意味

専属専任媒介契約とは、不動産の売却を1社だけに依頼する媒介契約です。3種類の売却媒介契約の中で、依頼者と不動産会社の結び付きが最も強い契約です。不動産会社には、契約締結日の翌日から休業日等を除く5日以内のレインズ登録と、1週間に1回以上の業務処理状況報告が求められます。

契約用語は、名称だけでなく、誰が誰に対して何を約束し、どの時点で効力や責任が生じるかまで確認して初めて実務上の意味が定まります。契約書の条文、特約、期限、通知方法を一体として読む必要があります。

専属専任媒介契約を自分のケースに当てはめるときは、名前だけで判断せず、対象になる物件や人、時点、例外条件を一つずつ確かめていきましょう。

使用される場面

売却窓口を1社にまとめ、販売活動や問い合わせ状況について頻繁に報告を受けたい場合に検討されます。契約期間、販売方針、広告方法、報告方法を媒介契約書で確認します。

実務では、契約締結前の条件確認、契約書案の照合、署名・押印、履行期の管理、解除や変更の検討という各段階で用いられます。口頭説明だけで判断せず、該当条項と添付資料を示してもらうことが基本です。

このとき、専属専任媒介契約について誰が説明するのか、どの資料に書かれているのか、いつまでに判断するのかを整理しておくと、次にすべきことが分かりやすくなります。

読者への影響

連絡窓口が明確になる一方、依頼先以外の会社へ直接売却を依頼できません。自分で見つけた相手と直接契約することにも制約があるため、親族や知人への売却可能性がある場合は特に確認が必要です。

条件の読み違いは、代金の支払い、引渡し、解除、違約金、損害賠償などに直結します。売主・買主のどちらにとっても、期限と責任範囲を記録に残すことが紛争予防になります。

自分にどのような影響があるかは、金額、権利、利用上の制限、期限、将来の売りやすさに分けて考えてみると、見落としを減らせます。

知っておきたいポイント

  • レインズ登録期限は専任媒介契約より短く設定されています。
  • 業務報告は1週間に1回以上です。あわせて、具体的な根拠と判断時点も押さえておきましょう。
  • 自己発見取引の制約が専任媒介契約との大きな違いです。
  • 契約名だけでなく、査定根拠や販売計画も比較します。

手続きの流れ

  • 対象確認:今回の物件・契約が専属専任媒介契約の対象になるか、当事者と前提条件を整理します。
  • 資料照合:確認項目「レインズ登録期限は専任媒介契約より短く設定されています」について、契約書、公的資料、現地情報のどれを根拠にしたか記録します。
  • 条件確認:確認項目「業務報告は1週間に1回以上です。あわせて、具体的な根拠と判断時点も押さえておきましょう」を整理し、金額や期限がある場合は資金計画と工程表へ反映します。
  • 最終確認:確認項目「自己発見取引の制約が専任媒介契約との大きな違いです」を再確認し、不明点を解消してから契約・申請・決済へ進みましょう。

質問例・確認チェック

  • 不動産会社・契約の相手方に:レインズ登録期限は専任媒介契約より短く設定されていますについて、判断に必要な条件や資料を教えてもらえますか?
  • 不動産会社・契約の相手方に:業務報告は1週間に1回以上ですについて、判断に必要な条件や資料を教えてもらえますか?
  • 不動産会社・契約の相手方に:自己発見取引の制約が専任媒介契約との大きな違いですについて、判断に必要な条件や資料を教えてもらえますか?
  • 不動産会社・契約の相手方に:契約名だけでなく、査定根拠や販売計画も比較する場合の条件や注意点を教えてもらえますか?

よくある誤解・トラブル例

「専属専任媒介契約という言葉が資料に書かれていれば、すべての条件や効果が自動的に確定する」という理解は正確ではありません。特に「レインズ登録期限は専任媒介契約より短く設定されています」を確認せずに判断すると、説明時と契約・実行時の認識がずれる原因になります。